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ネットバリヤー工法 外壁複合改修工法

「ネットバリヤー工法P1」が建設技術審査証明(建築技術)を取得しました。

技術名称:外壁複合改修構工法「ネットバリヤー工法P1」が平成23年7月25日付で一般社団法人日本建築センターより建設技術審査証明(建築技術)※を取得しました。

■建築技術審査証明書

■技術審査報告書

※建設技術審査証明とは(日本建築センターのウェブサイト

ネットバリヤー工法とは

新しい壁面は、ポリマーセメントモルタルに立体網目構造不網布(リプレックスシート)を押さえ込んだネット層の上から、ステンレス製の特殊なアンカーピン(ノックスアンカーKNA)を躯体まで打ち込むことで仕上げ材の剥離、落下を防止します。この工法は、既存仕上げ材の剥落を防止するとともに、耐久性にも優れた新規仕上げ層を形成することができる効果的な工法であり、従来の改修工法に比べて工事が簡素化でき、低コストで建物のリニューアルが実現できるなど、数多くの魅力を持っています。

■特徴

旧壁面の剥落を防止できます

ノックスアンカーと新開発の高強度アラミド繊維を用いたリプレックスシートが仕上げ層を躯体にしっかり固定するため、新しい仕上げ層が旧仕上げ層と一体化し、耐久性に優れた壁面が構成され、剥落を防止します。

建物の評価が高まります

ネットバリヤー工法によって、新築時のように美しく生まれ変わったビルやマンションは単なるイメージアップをはかるだけでなく、ビル自体の資産価値を高め、テナントや入居者、取引先からの評価も高まります。

環境にやさしい工法です

旧壁面をはつることがほとんどないので工事の際の騒音や不要な廃材が少なく建物と環境にやさしい工法です。

低コストで施工ができます

撤去、廃材処分などの余分な工事が少なくなり、材料面も安価であるためコストも大きく削減することができます。

責任施工体制で確実な施工をします

全国指定工事店の専門技術者(管理技術者講習合格者)が責任を持って管理します。

建設省(平成7年度)の建築技術評価を得ています

ネットバリヤー工法 M2 は外壁複合改修工法の開発で建設技術評価書の交付を受けています。

■用途

技術研修終了証 建技評第96102号

ネットバリヤーⅡ

■塗材仕上面に直接タイルが張れるネットバリヤーII

~秘密はこのネットとアンカーです~

 既存塗材仕上げ面にタイル仕上げを行う場合、これまでは新・旧の界面の接着信頼性が乏しい理由から、長期的な接着は期待できないと考え、塗材を撤去することが必要条件となっていました。
新シリーズ“ネットバリヤーII”は、新規仕上げ層の接着力が損なわれた際でも剥落しない性能を保証する設計を行いました。
すなわち、リプレックスシートで構成された新規仕上げ層が、“既存塗材仕上げ建物の複合改修工法”で新築時と同様の安全な仕上げができます。

ネットバリヤー工法(リプレックスシート+ノックスアンカー)

ネットバリヤー工法(バリエーション)

■改修工事の流れ

改修工事の流れ

■使用材料

使用材料一覧

標準安全性

■安全を優先に考えた工法です

ネットバリヤー工法に使用するリプレックスシートは航空機、防弾チョッキなどに使われているアラミド繊維を用いた立体網目不織布で、柔軟性があり、耐アルカリ性も高くセメントモルタル内部でも耐久性を保ちます。 さらに大きな特徴は仕上げ層が短期的な大きな応力、または長期的な繰り返し応力によりせん断破壊を起こした後もネットの立毛部分が作用し、仕上片を剥落させずその位置にとどめておくため、安全で耐久性のある壁面を構成します。

アラミド繊維を用いたリプレックスシート

■ネットバリヤー工法P1

プレミックスライトフィラー・P1ネットの特徴

施工実績写真

施工実績写真

性能試験結果

■既存タイル表面に対するネットバリヤー工法接着力試験結果

No. 強度(N/mm2) 破断状況
1 1.64 下地調整材の凝集破壊
2 1.84
3 1.39 張付モルタルの凝集破壊
4 1.76
5 1.76
平均 1.68  

※既存タイル 50二丁、新規タイル 50二丁

■実現場での引張試験結果(参考値)

強度(N/mm2) 破断状況
現場1 0.97 新規あるいは既存張付モルタルの凝集破壊
現場2 0.99 新規張付モルタルの凝集破壊あるいは既存タイルの材料破断

※現場1 既存タイル:小口平 新規タイル:二丁掛 ※現場2 既存タイル、新規タイルとも50角

■ノックスアンカー(KNA)の引き抜き試験結果

強度(N/本)平均値 破断状況
709N コンクリート破断

※打込み深さ 20mm

■コンクリート下地に対するライトフィラーの接着力試験結果

強度(N/mm2) 破断部位
1 1.98 下地板の破壊が約60% 残りはフィラーの凝集破壊
2 1.81
3 2.12
4 2.00
5 1.86
6 1.90
7 2.04
平均 1.96

使用材料性状

■ライトフィラー

セメント 普通ポルトランドセメント
骨材 珪砂を主体とした硬質骨材
添加物 白華防止剤、収縮防止剤、防水材、ダレ止め防止材、作業性改良材など
添加剤 合成高分子剤(メチルセルローズ系、粉末エマルジョン系)

■ライトフィラー混和液

成分 変成スチレン・ブタジエン系共重合体
外観 乳白色液状
固形分 45±2%
粘度(CPS) 500以下
PH 8.5±1.0
低温安定性 良(-1℃・5時間)

■ライト下地調整材

セメント 普通ポルトランドセメント
骨材 珪砂を主体とした硬質骨材
添加物 白華防止剤、収縮防止剤、防水材、ダレ止め防止材、作業性改良材など
添加剤 合成高分子剤(メチルセルローズ系、粉末エマルジョン系)

■ライト下地調整材混和液

成分 変成スチレン・ブタジエン系共重合体
外観 乳白色液状
固形分 20±2%
粘度(CPS) 300以下
PH 8.5±1.0
低温安定性 良(-1℃・5時間)

■リプレックスシートM2

材質 ポリプロピレン系合成繊維、アラミド、ビニロン糸の複合体
重量 約110g/m2
破裂強度 約975N

■P1ネット

材質 アラミド、ビニロン糸の複合ネット
重量 約45g/m2
破裂強度 約962N

■プレミックスライトフィラー

セメント 普通ポルトランドセメント
骨材 珪砂を主体とした硬質骨材
添加物 ナイロン繊維、白華防止剤、収縮防止剤など
添加剤 粉末アクリル系エマルジョン

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